パーソナルトレーナー資格を取りたいけど、仕事が忙しい人や、都市圏から遠方に住んでる人は、学校やスクールには通うのは難しいです。
パーソナルトレーナー資格がとれる「通信・オンライン講座」はないのでしょうか?
そこで本記事では、現役パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)である筆者が、パーソナルトレーナー資格の「通信講座」おすすめ3選をご紹介します。
ただし、「通信講座」だけで勉強するのはメリットとデメリットがあります。両方を踏まえたうえで、あなたに合った勉強方法を選んでみてください。
未経験から最短でパーソナルトレーナーを目指すなら、「パーソナルトレーナー養成スクール」がおすすめです。
次のようなメリットがあります。
- 社会人でも働きながら通える
- パーソナルトレーナー資格が短期で取れる
- 2~6か月で卒業できる
- コスパが良い
- 現役の一流トレーナーが直接指導
- 就職率90%以上
パーソナルトレーナー養成スクールおすすめ5選では、16社から厳選したおすすめスクールや、失敗しない選び方を解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
パーソナルトレーナー資格の通信講座のメリット・デメリット
パーソナルトレーナー資格を通信講座で勉強するのは、スクール(通学)と比較して、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット |
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費用を安くおさえられる 忙しい人でも自分のペースで勉強できる どこでも好きな場所で勉強できる |
デメリット |
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実技や指導スキルは学べない 自分一人だからモチベーションの維持が難しい 就職のサポートがない |
それぞれ解説していきます。
通信のメリット①:費用を安くおさえられる
パーソナルトレーナー資格を通信講座で勉強すると、費用を安くおさえられます。
トレーナー系専門学校に通うと200万円以上、パーソナルトレーナースクールだと50~70万円はかかります。
一方で、通信講座だと、資格団体が公式に提供するものなら高くても10万円程度です。(ただし、資格団体の公式ではなく、企業が提供する通信講座だと、もう少し料金は高くなります)
通信のメリット②:忙しい人でも自分のペースで勉強できる
通信講座のメリットは、忙しい人でも自分のペースで勉強できることです。
通学だと、決まった日に学校やスクールに通う必要があります。
一方で、通信講座なら決まった時間に授業に出る必要はありません。忙しい人でも、1日のなかのスキマ時間を使って勉強することができます。
通信のメリット③:どこでも好きな場所で勉強できる
通信講座なら、どこでも好きな場所で勉強ができます。
通学だと、学校やスクールに物理的に通う必要があるので、場所に縛られます。
一方で、通信講座は場所に縛られません。自宅やカフェ、移動の電車など、どこでも好きな場所で勉強することができます。
通信のデメリット①:実技や指導スキルは学べない
通信講座のデメリットは、実技や指導スキルが学べないことです。
パーソナルトレーナー資格の試験はほとんどが「筆記のみ(選択式)」ですが、トレーニング・エクササイズのテクニックに関する問題はたくさん出題されます。
このような問題に答えるためには、自分でトレーニング・エクササイズを経験している必要があります。
通信講座だと、動画や写真でトレーニング・エクササイズのテクニックは学べますが、それを見ながら自分で実践してみる必要があります。誰かに直接指導してもらえるわけではないので、正しく実践できているのか判断が難しいこともあります。
また、資格の勉強をするだけでは、当然ながら指導スキルは身につきません。
一方で、トレーナースクールに通えば、現役の講師からエクササイズテクニックを直接指導してもらえるので、実技が学びやすいです。間違ったフォームは矯正して、正しいフォームを身につけることができます。
パーソナルトレーナーとして即戦力になることを想定した指導スキルも学ぶことができます。
通信のデメリット②:自分一人だからモチベーションの維持が難しい
通信講座のデメリットの2つ目は、自分一人だからモチベーションの維持が難しいことです。
通学であれば、学校やスクールに通うので、自分のモチベーションに関係なく、強制的に勉強することができます。
一方で、通信講座は独学なので、勉強するかしないかは自分次第です。人によっては、モチベーションの維持が難しいかもしれません。
通信のデメリット③:就職のサポートがない
通信講座のデメリットの3つ目は、就職のサポートがないことです。
資格を取得するだけでは、パーソナルトレーナーにはなれません。未経験者であれば、パーソナルジムに就職して、実務経験を積む必要があります。
パーソナルトレーナースクールなら、就職サポートが受けられます。
一方で、通信講座での独学だと、当然ながら就職サポートはありません。資格取得後は、自力で就職をしなければいけません。
パーソナルトレーナー資格の通信講座おすすめ3選
パーソナルトレーナー資格がとれる通信講座で、代表的なものは次の3つです。
すべて資格認定団体が公式に提供している通信講座です。
- NESTA認定パーソナルトレーナー WEBコース(公式)
- NSCA認定パーソナルトレーナー 受験対策講座(公式)
- NASM認定パーソナルトレーナー セルフスタディ(公式)
それぞれ解説していきます。
①NESTA認定パーソナルトレーナー WEBコース(公式)
NESTA認定パーソナルトレーナーWEBコースは、NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)ジャパンが公式に提供している、NESTA認定パーソナルトレーナー資格(NESTA-PFT)を取得するための通信講座です。
E-mailを使って、各章の課題に沿って担当講師と個別に学習をすすめることができます。
料金は次のとおりです。
項目 | 金額(税込) |
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コース受講料 | 35,000円 |
教材費 | 13,600円(送料込み) |
事前講習受講料 | 15,000円/8時間 |
認定試験受験料 | 7,500円 |
受験登録 合格後資格登録料 | 36,400円 |
合計 | 107,500円 |
さらに詳しくはNESTA公式サイトをご確認ください。
②NSCA認定パーソナルトレーナー 受験対策講座(公式)
NSCA認定パーソナルトレーナー受験対策講座とは、NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会)ジャパンが公式に提供している、受験対策用の講義動画です。
各科目ごとに講義動画を購入する形式です。
NSCAジャパン会員になることで、公式サイトのマイページから購入することができます。
料金は次のとおりです。
項目 | 会員価格(税込) |
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【基礎講座】解剖生理学 | 1,650円 |
【基礎講座】バイオメカニクス | 1,650円 |
NSCA-CPT エクササイズテクニック | 1,650円 |
NSCA-CPT トレーニングに対する適応 | 2,200円 |
NSCA-CPT バイオメカニクス | 1,100円 |
NSCA-CPT プログラムデザイン | 2,200円 |
NSCA-CPT 栄養学 | 1,100円 |
NSCA-CPT 特別なクライアントへのプログラムデザイン | 2,200円 |
NSCA-CPT 解剖生理学 | 1,650円 |
NSCA-CPT 面談と評価① | 1,100円 |
NSCA-CPT 面談と評価② | 1,100円 |
合計 | 合計17,600円 |
さらに詳しくは、NSCAジャパン公式サイト Q&A 試験対策の講座はありますか?をご確認ください。
また、NSCAジャパン公式サイトでは、NSCA資格取得のための学習方法についての解説があるので、一読されることをおすすめします。
なお、NSCA-CPTに関しては、とくに未経験者の場合、本受験対策講座を使っても対策が難しい可能性があります。
そのため、公式ではない企業が提供している通信講座や、パーソナルトレーナースクールの通信・オンラインコースが存在します。
当サイトでは、実技や指導スキルも学べる「パーソナルトレーナースクールのオンラインコース」を推奨しているので、後ほどご紹介します。
③NASM認定パーソナルトレーナー セルフスタディ(公式)
NASM認定パーソナルトレーナーセルフスタディとは、NASM(全米スポーツ医学アカデミー)が公式に提供する、NASM認定パーソナルトレーナー資格(NASM-CPT)を取得するためのセルフスタディ教材です。
厳密に言うと、通信講座ではないのですが、PDFテキストやスタディガイドの他に、音声教材や動画があります。
なお、このセルフスタディは、資格試験を受験するために、必ず購入しなければいけません。
教材内容と金額は次のとおりです。
教材 | 金額(税込) |
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PDFテキスト(日本語) スタディガイド(日本語) 音声教材(日本語) 動画(英語、別紙にて日本語訳PDFつき) | 41,800円 |
さらに詳しくはNASM公式サイトをご確認ください。
パーソナルトレーナー資格はユーキャンでは取れない
よく質問されるのですが、資格の通信講座で有名なユーキャンでは、パーソナルトレーナー資格がとれる講座はありません。
パーソナルトレーナー資格はユーキャンでとれる?で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
パーソナルトレーナー資格の通信講座に関するよくある質問
パーソナルトレーナー資格の通信講座について、よくある質問にお答えします。
- パーソナルトレーナー資格がとれるオンラインスクールはどれがおすすめ?
- パーソナルトレーナー資格はどれがおすすめ?
- パーソナルトレーナー資格は独学でもとれる?
Q パーソナルトレーナー資格がとれるオンラインスクールはどれがおすすめ?
パーソナルトレーナー資格がとれるオンラインスクールでは、
- ASPトレーナースクール
- プロジム
などがおすすめです。
パーソナルトレーナーのオンラインスクールおすすめ5選では、おすすめのオンラインスクールを紹介しているので、参考にしてみてください。
Q パーソナルトレーナー資格はどれがおすすめ?
おすすめのパーソナルトレーナー資格はNSCA-CPTです。日本でもっとも認知度が高く、高校卒業以上であれば誰でも取得ができます。
ただし、他のパーソナルトレーナー資格が悪いわけではありません。取得できるなら同じく有効です。
詳しくは、パーソナルトレーナー資格のおすすめ種類一覧で解説しています。
Q パーソナルトレーナー資格は独学でもとれる?
パーソナルトレーナー資格は、独学でも取得できます。
ただし、完全に独学だと、通信講座やスクールを活用するのと比べて、時間がかかるデメリットがあります。
たとえば、NSCA-CPTの公式テキストはかなり分厚いうえに、実際に試験問題に出るのは、そのなかでも一部分です。独学だと公式テキストを全て読んで非効率な勉強になってしまいがちですが、通信講座やスクールを活用すれば、試験に必要な部分を効率的に学ぶことができます。
なお、資格によっては講座や通信講座を受けるのが受験要件に含まれるので、完全に独学ではとれない資格もあります。
たとえば、NESTA-PFTは講座かオンラインコースの受講が必須で、JATI-ATIは講座の受講が必須です。(※認定校に通えば、講座は免除されます)
詳しくはパーソナルトレーナー資格は独学でとれる?で解説しています。
まとめ:パーソナルトレーナー資格がとれる通信講座はコレ!
本記事の内容のまとめです。
パーソナルトレーナー資格を通信・オンラインで勉強するメリット・デメリットは次のとおりです。
メリット |
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費用を安くおさえられる 忙しい人でも自分のペースで勉強できる どこでも好きな場所で勉強できる |
デメリット |
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実技や指導スキルは学べない 自分一人だからモチベーションの維持が難しい 就職は自分だけで行う必要がある |
パーソナルトレーナー資格がとれるおすすめの通信講座は、次の3つです。
- NESTA認定パーソナルトレーナー WEBコース(公式)
- NSCA認定パーソナルトレーナー 受験対策講座(公式)
- NASM認定パーソナルトレーナー セルフスタディ(公式)
本記事は以上になります。
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