「パーソナルトレーナーに資格はいらない」というのは本当でしょうか?
もし「いらない」のなら、資格の勉強時間や費用が無駄になるから、気になるところです。
そこで本記事では、有資格パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)である筆者が、パーソナルトレーナー資格の必要性について徹底解説しました。
結論からいえば、形式上は資格がなくてもパーソナルトレーナーにはなれます。しかし、現実的にはパーソナルトレーナー資格は必要不可欠といえます。
どの資格を取れば良いかも紹介しています。
パーソナルトレーナー資格を取得しようかお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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パーソナルトレーナーに資格はいらない
パーソナルトレーナーになるために「形式上は」資格は必要ありません。理由は次の2つです。
- パーソナルトレーナーに国家資格はない
- パーソナルトレーナー資格は民間団体による知識・スキルの証明
それぞれ詳しく解説していきます。
①パーソナルトレーナーに国家資格はない
極端にいえば、「今から私はパーソナルトレーナーです」と宣言すれば、パーソナルトレーナーとして活動を始められるということです。
なぜかというと、パーソナルトレーナーには「国家資格(免許)」がないからです。
たとえば、医者になるには医師資格、弁護士になるには弁護士資格、管理栄養士になるには管理栄養士資格、といった「国家資格(免許)」が必要です。国家資格無しに名乗ったり、活動したりはできません。
パーソナルトレーナーに近い国家資格として、「柔道整復師」や「理学療法士」があります。実際、柔道整復師や理学療法士の資格を持ちながら、パーソナルトレーナーとして活動する人もいます。
ただし、柔道整復師はあくまで整骨院を開業するために必要な資格、理学療法士は病院で理学療法士として働くために必要な資格です。パーソナルトレーナーになるための資格ではありません。
②パーソナルトレーナー資格は民間団体による知識・スキルの証明
世の中にあるパーソナルトレーナー資格は、民間団体(協会など)が発行するものです。
たとえば、NSCA-CPTを発行する「NSCA(全米ストレングス&コンディショニング協会」や、JATI-ATIを発行する「JATI(日本トレーニング指導者協会)」などが有名です。
パーソナルトレーナー資格はあくまで、一定の知識やスキルを証明するもので、パーソナルトレーナーとして活動するための免許ではありません。
以上のとおり、パーソナルトレーナー資格がなくても、パーソナルトレーナーを名乗ることはできます。
ただし、以下で解説するように、資格無しでパーソナルトレーナーとして活動するのは、現実的には難しく、現役トレーナーは何らかのパーソナルトレーナー資格を持っていることがほとんどです。
とくに未経験の方がパーソナルトレーナーになるために「資格はほぼ必須」と考えておいた方が良いでしょう。
パーソナルトレーナーに資格はいらないが現実的には必要
形式上は資格がなくてもパーソナルトレーナーにはなれますが、現実的にパーソナルトレーナーになろうと思えば、資格は必要といえます。理由は次の2つです。
- パーソナルトレーナー資格は未経験からの就職にほぼ必須
- パーソナルトレーナー資格があれば集客に有利
それぞれ解説していきます。
理由①:パーソナルトレーナー資格は未経験からの就職にほぼ必須
未経験の方がパーソナルトレーナーになろうと思えば、どこかのパーソナルジムに就職して、実務経験を積む必要があります。
就職をするときに、パーソナルトレーナー資格を持っていることは、ほぼ必須の条件といえます。実際、パーソナルジムで「未経験・資格無しでも採用可」の求人はかなり少ないです。
なぜなら、ほとんどのパーソナルジムでは、未経験で無資格の人を、ゼロから教育するような時間やお金の余裕はないからです。
未経験でもパーソナルトレーナー資格を持っていれば、一定の知識・スキルがあることの証明になります。採用する側から見れば、安心できるというわけです。また、資格取得のために努力ができる、トレーナーという職業への情熱がある、ということも評価してもらえるでしょう。
もちろん、パーソナルトレーナー資格があれば、必ず就職できるわけではありません。資格の他に、人間性やコミュニケーション力、企業(ジム)との相性なども見られるでしょう。
とはいえ、人間性やコミュニケーション力だけで採用してもらうのは難しいです。パーソナルトレーナー資格があるのは最低限の条件といえます。
筆者が知っているパーソナルジムの経営者は、「ボディビル大会で賞をもらっている人よりも、パーソナルトレーナー資格を持っている人を採用したい」と言ってます。
なぜなら、資格を持っている人は、我流の偏った知識ではなく、科学的根拠のあるバランスのとれた知識を持っていて、採用後も成長しやすいからだそうです。
理由②:パーソナルトレーナー資格があれば集客に有利
パーソナルトレーナー資格があると集客にも有利になります。
パーソナルトレーナーとして活躍するためには、数いるパーソナルトレーナーの中から、あなたを選んでもらう必要があります。
お客様はパーソナルトレーナーを選ぶときに、知識やスキルは十分にあるのか不安に思っているものです。このときトレーナーがパーソナルトレーナー資格を持っていれば、お客様にとっては安心材料の1つになります。
実際、筆者はオンラインでダイエット指導をおこなっていますが、ウェブサイトで「NSCA認定パーソナルトレーナーの有資格者」であることを大きくアピールしています。そのことが集客の助けになっています。
もちろん資格があれば、必ず集客できるわけはありませんが、集客が有利になることは間違いないでしょう。
集客ができれば、年収アップにつながります。
パーソナルトレーナーの将来性については、こちらの記事を参考にしてください。
どのパーソナルトレーナー資格を取得すべきか?
パーソナルトレーナー資格の必要性は理解できたが、どの資格を取得すれば良いのでしょうか?
有名な資格としては、次の3つがあります。
- NSCA-CPT(NSCA認定パーソナルトレーナー)
- NESTA-PFT(NESTA認定パーソナルトレーナー)
- JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者)
もっともおすすめな資格については、パーソナルトレーナー資格の一覧8選で詳しく解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
また、
と疑問をお持ちの方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ:パーソナルトレーナーに資格はいらないが現実的にはほぼ必須
パーソナルトレーナー資格が無くても、形式上はパーソナルトレーナーとして活動できます。なぜなら、パーソナルトレーナーには国家資格(免許)がないからです。(パーソナルトレーナー資格は民間団体が発行)
ただし、とくに未経験者の方は、現実的にパーソナルトレーナー資格の取得はほぼ必須といえます。
理由は次の2つです。
- パーソナルトレーナー資格は未経験からの就職にほぼ必須
- パーソナルトレーナー資格があれば集客に有利
パーソナルトレーナー資格について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
本記事は以上になります。
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